こんにちは。今週は(将)が雑記を書きます。
現在は、11月発行『ペンシルパズル三昧 スリザーリンク4』の編集作業中です。収録する問題は、近日中に決まる見込みなのでした。

話は変わりますが、数字ものペンシルパズル全般が好きなみなさんご待望のニコリ新刊『ザ・ペンシルパズル2025』が、今月発行されます。発行日は11月10日ですが、一部の書店さんでは10日より前に店頭に並んでいることもあるようです。

毎年秋に発行されている『ザ・ペンシルパズル』シリーズの恒例企画として「ニューパズル」枠があります。季刊の総合パズル誌『パズル通信ニコリ』で近年誕生し、同誌上で人気を集めて定期掲載されるようになったパズル1~2種類の新作をまとめて掲載するページ、というものです。
すでに各ネット書店で表紙も公開されていますので明かしてしまいますが、『ザ・ペンシルパズル2025』のニューパズル枠は「シンカミノ」です(ルールと解き方は近日中にニコリホームページ上に公開されます。しばらくお待ちください)。
今年3月発行のニコリ186号からは「ニコリ・ファーム」コーナーで定期掲載されるようになっており、さらに人気を集めてレギュラー(定食)パズル枠への昇格を目指している…という状況です。
『ザ・ペンシルパズル2025』には、シンカミノの新作を21問掲載、そのうち、1問は17マス×17マスの大きさです。大きくなったことにより解き味にも変化が生じたような気がします。反響が気になるところ。

さて、『ザ・ペンシルパズル』シリーズには、各パズルの解き方ページにパズルの英語名と英文ルールも掲載されています。クロスワードなどのボキャブラリーを必要とするパズルは掲載されていないので、日本国外からのご注文も多いようです。
前述の「シンカミノ」も、『ザ・ペンシルパズル2025』掲載にあたり英語名と英文ルールを定めることにしました。海外向けのニコリ直販サイト「nikoli book shop」商品ページではすでに英語名を明かしていますが、「Evolomino」と決めました。

シンカミノが初めてニコリに投稿されたとき、原作者さんからは英語名として「Evolmino」という案をいただいていたのですが、今回の掲載にあたり改めて検討を行った結果、発音のしやすさを考慮して「Evolomino」と改めることにしました。「Evolomino」という名前だと、「ポリオミノ(polyomino)」(同じ大きさの正方形が辺を共有していくつかつながった図形)の「omino」が欠けることなく含まれるので、その点でも良さそうだなと私は思います。

ニコリとしてパズルの英語名を決める際の検討の内幕を明かしたところで、今回の雑記は終わりです。