文章:(塚)
パズル・ザ・ジャイアント創刊30周年を記念して、『クイズで振り返る「パズル・ザ・ジャイアント」』という企画を先日まで実施していました。クイズにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
参加の受付は次ニコ外のページで行っていたのですが、正解発表は次ニコ上で行うことになりました。というわけで、こちらのページでクイズの正解と解説、そして賞品の当選者を発表していきますよ。

それではさっそく、1問目から正解を発表していきましょう。


Q.1 「パズル・ザ・ジャイアントVol.1」(創刊号)の表紙には「おめでとう。日本初、1年遊べる本が出た。」というコピーが書かれていました。では、この創刊号の裏表紙に書かれていたコピーは次のうちどれでしょう?
<選択肢>
・つきあいましょう、あなたに。何千時間でも。
・本気で遊ぶとひきつります。
・この本を中心に、スケジュールが決まる。
・鉛筆を持って長期パズル山脈縦走の旅。

正解:この本を中心に、スケジュールが決まる。

選択肢はどれも「パズル・ザ・ジャイアント」の裏表紙に実際に使われたコピーなのですが、創刊号に書かれていたのは「この本を中心に、スケジュールが決まる。」でした。ちなみに「つきあいましょう、あなたに。何千時間でも。」はVol.3、「本気で遊ぶとひきつります。」はVol.5、「鉛筆を持って長期パズル山脈縦走の旅。」はVol.10で使われたものでした。最近の号だと、裏表紙は広告になっているのですが、少し前まではこのページにもコピーやイラストが載っていたのです。

Q.2 「パズル・ザ・ジャイアント」の巻末には毎号「編集後記・ザ・ジャイアント」が載っていますね。最新号のVol.35では、1人あたりの分量は273文字(21字×13行)になっていますが、Vol.1で割り当てられていた1人分の後記は何文字だったでしょう?
<選択肢>
・260文字
・360文字
・420文字
・480文字

正解:420文字

Vol.1の編集後記を書いているのは8人で、1人あたりの分量は20文字×21行で420文字でした。見開き2ページの編集後記で、1ページあたり4人分載っています。私は最新号の273文字でも、編集後記にしては十分ジャイアントだなあと思いながら書いていたので、420文字ともなれば「編集後記・ザ・スーパージャイアント」を名乗っていいレベルではないかと思います。

Q.3 「パズル・ザ・ジャイアントVol.1」に載っていないパズルは、次のうちどれでしょう?
<選択肢>
・ナンクロ
・絵ヒントクロス
・漢字見えかくれシークワーズ
・スケルトンパズル

正解:絵ヒントクロス

絵ヒントクロスが初めて「パズル・ザ・ジャイアント」に載ったのは、Vol.5でした。

さて、ここまでの3問は、Vol.1がお手元にある人ならなんなく答えられる問題のはずですが、そうでない人にとっては見当をつけることすら難しかったかもしれません。ちなみに参加者全体のうち、ここまでの3問がすべて正解だった人の割合は、ちょうど5人に1人。3問正解の方々は、Vol.1をお持ちだったのでしょうか。でも、3問とも4択になっていて、すべて勘で答えても64分の1の確率で3問正解できるので、1人くらいは勘で正解した強運の持ち主がまぎれていてもおかしくないかも。

Q.4 「パズル・ザ・ジャイアント」といえば、ここ最近は年に1回、毎年1月15日に発行されていますね。さて、Vol.1の発行日は1992年1月15日でしたが、Vol.2の発行日はいつだったでしょう?
<選択肢>
・1992年7月15日
・1992年8月6日
・1992年8月10日
・1993年1月15日

正解:1992年8月6日

翌年の1月でもなければ半年後の7月でもなく、8月なのに10日でもない、1992年8月6日が正解でした。選択肢の中で「1992年8月6日」が際立って不自然な日付だったのであっさり正解されてしまうかなあとも思ったのですが、正答率は3割程度でした。

Q.5 ナンバーリンクは、「パズル・ザ・ジャイアントVol.1」から欠かさず掲載されているパズルの1つです。最新号のVol.35では25マス×25マスのサイズの問題が載っていますが、Vol.1ではこのサイズではありませんでした。どのサイズで載っていたでしょう?
<選択肢>
・20マス×36マス
・25マス×42マス
・30マス×30マス
・31マス×45マス

正解:25マス×42マス

最近は25マス×25マスで載っているナンバーリンク・ザ・ジャイアントは、最初のころは25マス×42マスの縦長サイズでした。マスの数でいうと1.68倍…って、思ったよりも大きいですね。個人的には、25マス×25マスでも十分大きいと思っているのですが…。

Q.6 「パズル・ザ・ジャイアント」にはVol.10から掲載されているフィルオミノですが、載ったことがない盤面のサイズは次のうちどれでしょう?
<選択肢>
・21マス×31マス
・23マス×37マス
・25マス×25マス
・31マス×45マス
・50マス×64マス

正解:21マス×31マス

Vol.10に載ったときのジャイアントのサイズは、31マス×45マスでした。しかし、その次のVol.11では25マス×25マスに。その後、Vol.16以降は23マス×37マスでの掲載が続いており、現在に至ります。
50マス×64マスはスーパージャイアントのサイズ。Vol.35のとじこみにも載っていますね。フィルオミノは、スーパージャイアントは他のパズルと同じマス数なのに、ジャイアントは他の数字系パズルの一般的なジャイアント(31マス×45マス)と比べるとマス数がやや少なめになっていて、ちょっと変則的ではありますね。

Q.7 Vol.16では、ある2つのパズルが「パズル・ザ・ジャイアント」初登場を果たしました。そのうち1つは天体ショーですが、もう1つは何でしょう?
<選択肢>
・タイルペイント
・ましゅ
・波及効果
・美術館

正解:美術館

Vol.16は2003年2月発行。美術館は最近のジャイアントでは31マス×45マスで載っていますが、Vol.16では25マス×25マスで掲載されていました。
Q.6のフィルオミノもそうでしたけど、昔のジャイアントは25マス×25マスのサイズで載っている数字系パズルというのがけっこう多かったのですね。現在では31マス×45マスで載っているましゅも、Vol.16では25マス×25マスで載っていました。最近のジャイアントだと、25マス×25マスで載っているのはナンバーリンクくらいでしょうか。あっ、ちょっと例外的ですが数独・ザ・ジャイアントは一貫して25マス×25マスでしたね。

Q.8 過去の「パズル・ザ・ジャイアント」から傑作を集めた「パズル・ザ・ジャイアント傑作選」は、これまでに4冊発行されています。このうち3冊は発行月が7月ですが、1冊だけ8月に発行されているのです。それは4冊のうちどれでしょう?
<選択肢>
・パズル・ザ・ジャイアント傑作選1(2004年発行)
・パズル・ザ・ジャイアント傑作選2(2009年発行)
・パズル・ザ・ジャイアント傑作選3(2017年発行)
・パズル・ザ・ジャイアント傑作選4(2021年発行)

正解:パズル・ザ・ジャイアント傑作選1(2004年発行)

この問題は、本を持っていなくても、ニコリWEBサイトの出版物ご案内ページから見られる「出版物略年表」を見れば答えがわかる問題でした。いずれにしても、これまでの「ジャイアント傑作選」はすべて夏に出ていたのですね。「パズル・ザ・ジャイアント傑作選5」は数年後の夏に発行されるのでしょうか?

Q.9 チビクロ・ザ・ジャイアントが初めて掲載されたのはどの号でしょう?
<選択肢>
・Vol.13
・Vol.16
・Vol.19
・Vol.22

正解:Vol.16

「チビクロ・ザ・ジャイアント」は、2×2マスの盤面のクロスワードなのですが、カギがとんでもない長文になっている、というものです。そっちがジャイアントになってしまったか…という感じであります。Vol.16以降も、何度か掲載されていますよ。

Q.10 次のパズルのうち、「パズル・ザ・ジャイアント」での初掲載がいちばん早かったのはどれでしょう?
<選択肢>
・ドッスンフワリ
・クロット
・ネットワーズ
・書き取りスケルトン

正解:書き取りスケルトン

ドッスンフワリはVol.30、クロットはVol.27、ネットワーズはVol.22、書き取りスケルトンはVol.21でジャイアントデビューしました。Vol.17以降のバックナンバーについては、パズル・ザ・ジャイアントのWEBページに掲載パズル一覧があるので、これを調べれば答えを導くことができたのでした。

Q.11 「パズル・ザ・ジャイアント」Vol.1~35の35冊で出題されたカックロ・ザ・ジャイアントは、全部で何問でしょう? 例題やスーパージャイアントは含めず、カックロ・ザ・ジャイアント(21マス×31マスの問題)のみの総数を答えてください。
<選択肢>
・168問
・192問
・234問
・266問

正解:234問

Vol.1には6問、Vol.2~15には各5問、Vol.16~33には各8問、Vol.34~35には各7問のカックロ・ザ・ジャイアントが載っているので、全部合わせて234問が正解でした。カックロだけで234問って、考えてみたらすごい問題数ですね。30年の歴史の厚みを、あらためて感じさせられます。

Q.12 「パズル・ザ・ジャイアント」には「アンドレ・ザ・ジャイアント」が掲載されたことがある。○か×か?

正解:○

アンドレ・ザ・ジャイアントといえばプロレスラー…なのですが、もちろんここで聞いているのは「アンドレ」という漢字パズルのジャイアントのことですよ。2010年1月発行「パズル・ザ・ジャイアントVol.23」に、20マス×20マスのアンドレ・ザ・ジャイアントが掲載されました。

Q.13 A~Dは、いずれも「パズル・ザ・ジャイアント」の背表紙の一部です。これらを発行が古い順に並べたとき、正しいのは次のどれでしょう?

<選択肢>
・A→D→B→C
・A→C→D→B
・B→C→D→A
・C→A→B→D

正解:C→A→B→D

AはVol.11、BはVol.17、CはVol.2、DはVol.29の背表紙の一部を写したものでした。写っている本は、社内の会議室の本棚から引っ張り出してきたものなのですが、「Cだけ傷が目立つし白文字だし、なんか古そうだな…」と思って、Cが最初に来ている選択肢を選んだ結果、正解できたという方もいるかもしれません。

Q.14 下の写真は、「パズル・ザ・ジャイアントVol.1」に掲載された「いくつあるかシークワーズ」の盤面の一部ですが、何という言葉をさがす問題だったでしょう?

正解:フニヤフニヤナフナ

写真の中央あたりで、ナナメ方向(右上から左下の方向)に「フニヤフニヤナフナ」と読める部分が写っていますね。ちなみに、このシークワーズのリード文にも書かれていますが、「フニャフニャナフナ」はクロスビー22号(「ジャイアントVol.1」と同じく1992年1月発行)の「あなたがつくる早口ことばの未来」というコーナーで、優秀作品に選ばれた作品なのです。

Q.15 「パズル・ザ・ジャイアント」でおなじみの「○○○○メイロ」。Aの写真は「マメ豆メイロ」(Vol.10・1999年1月発行)、Bの写真は「クマクマメイロ」(Vol.18・2005年2月発行)ですが、Cの写真は「何メイロ」だったでしょう?

正解:ウズウズメイロ(「ウズウズ」だけでも可)

ウズウズメイロは2009年1月発行のVol.22に掲載されました。蚊取り線香から伊達巻きまで、すべてのナルトを通りましょう、という問題です。これは本当に目が回りそうだぞ…。誤答としては「グルグルメイロ」「巻き巻きメイロ」「うずまきメイロ」などが多かったです。


以上、大変にマニアックなクイズの数々でしたが、いかがでしたでしょうか。正解発表も終わったところで、いよいよ当選者の発表にまいりましょう。

「15問中8問以上正解できた方の中から抽選で20名様に賞品をお送りする」というルールでしたが、参加者のうち、8問以上正解だったのは15名でした。やぐさんさん、ヤ印さんのお二方はなんと全問正解! お見事です。わずかに20名に届かなかったため、おまけで7~6問正解の方々も含めて、今回は以下の19名に賞品をお送りいたします。おめでとうございます。

ペンネーム 正解数
やぐさん 15
ヤ印 15
Sakur 14
船越みお 14
さりゅう 14
ハル 13
カグヤ 12
てんすけ 12
沢木裕 12
ハッソウトビ 11
白銀のオオカミ 10
ぶるうすはあぷ 9
えすと 8
ゆうにゃん 8
シルバーM 8
すみひでお 7
米内・つま 6
ニコニコぶんこ 6
ゆでた丸 6

当選されたみなさまは、郵便番号・住所・氏名・応募に使用したペンネームを、次ニコのご連絡・お問い合わせ・おたよりフォームからお知らせください。本人確認のため、メールアドレスは応募したときと同じものをご記入ください。ご連絡お待ちしております。


最後に、応募の際にいただいたコメントの中から一部ご紹介します。

●2年前くらいからニコリを買い始めていますが、「パズル・ザ・ジャイアント」は特に見るだけでも解いてみても満足感がものすごいです。これからも面白いパズルをよろしくお願いいたします。
(えすとさん)

ジャイアントのパズルは、見た目からして作者の遊び心が伝わってくるものも多いですよね。

●最後の問題だけ確認出来ず適当。ジャイアントで最初に解くので問題は覚えているのですがタイトルまでは覚えてなかった。もう一回探してみよう。部屋の整理も出来る楽しい企画でした。
(ハルさん)

お部屋の整理に貢献(?)できたようで、何よりです。

●マニアックなクイズだこと………
(コーチョーさん)

今回の企画はだいぶマニアックな方向に走ってみました。

●カックロとスリザーリンクに特化したパズル・ザ・ジャイアントを待っています♪(ハイパージャイアントをもっと解きたい)
(ゆうにゃんさん)

ハイパージャイアントではないですが、5月の新刊「厳選スーパージャイアントVol.1」では、カックロとスリザーリンクのスーパージャイアントが10問ずつ収録されていますよ(問題は「パズル通信ニコリ」からの再録です)。こちらもぜひよろしくお願いします。

●この絶妙な難易度!傑作選とサイトのパズル・ザ・ジャイアントの項目をチェックすれば答えられる問題があるのに気づいたのが楽しいです。
(ハッソウトビさん)

上の正解発表の中でも少し触れましたが、実はWEBのページを見るだけで答えがわかる問題もあったのです。これに気づくことができると、正解数をちょっぴり稼ぐことができたのでした。

●たまの休みに一問解くかとパズル・ザ・ジャイアントを開くと、たまの休みが終わってしまいます。
(しまさん)

他に何の予定もない休日だったらいいんですけどね。

●毎年発売を楽しみにしています。この企画、難しくて、じっくり確認するため、ノートに書き起こして調べました。全部持ってるわけではないのでエイヤっと解いたところもあります。解説を楽しみにしています!大きめ鉛筆と消しゴムをいただけたら、家宝にします(^^)
(船越みおさん)

エイヤっと解いたところもあるのに14問正解とは、お見事です。

●バックナンバーを引っぱり出してきて答えてみました。途中Vol.1のカックロにやっていない問題がありそれに熱中してしまい、回答するのに時間がかかってしまいました。
ところで昔のカックロは今のと比べて解き味がちがう気がしました。難易度も高いように感じました。
結局、パズル・ザ・ジャイアントは1年中遊べると謳っているけど、本当は30年後も遊べる本だったんですね。
(ヤ印さん)

全問正解おめでとうございます。たしかに、昔のカックロは最近のものに比べるとかなり手応えがありますよね。

…というわけで、30周年を迎えた「パズル・ザ・ジャイアント」を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに、最新号のVol.35では読者アンケート企画もやっていますので、こちらのご応募もお待ちしておりますよ。アンケートの応募方法などについては、Vol.35をご覧ください。