謎解きを分類して楽しむコーナー、
解説のニコリスタッフ(焼)でございます。
さて、第1回では謎解きを以下のように分けてそれぞれどんな謎かを例示しました。
・プラス
補填
合成
・マイナス
削除
抽出
・空間的な操作
移動
交換
・時間(論理)的な操作
時間
論理
第2回~第5回では、この分類の内の「補填」について考えていきました。
今回は原点に立ち返り、なぜ上記のような分類にしたのか(ほかにもいろいろ分類の仕方があったはずなのに)、という理由を解説していこうと思います。
ただ私がそのまま理由を書くだけだと途中で眠くなること請け合いなので、ここからは謎男(なぞお)くんにバトンをタッチさせていただきます。
謎男くんの分類ものがたり…?
むかしむかしあるところに謎男くんという元気な男の子がいました。
謎男くんはライオンといつも謎解き対決をしていましたが、
戦績は100戦100敗でした。さすが百獣の王、強いです。
そんなある日、謎男くんは思います。
「謎解きを分類できれば、勝てるのでは…!」
しかし分類する前に、そもそも「謎解き」とはなんだろう…、
謎男くんは三日三晩思い悩みます。
そこに天啓が舞い降りました。
三日三晩悩んだ割にそのまんまではありますが、この「解く」ときに行う操作を分類できれば、うまくいきそうな気がします。
しかし、操作をどうやって分類すればいいのだろうか…。
あまりにも「操作」の指す範囲が広すぎるのではないだろうか…。
謎男くんが再び悩んでいると、見かねたライオンが夜食のおもちを持ってきてくれました。
ここで再び、謎男くんに天啓が!
謎をおもちのようなものだと考えてみたらどうだろう!
「謎にできる操作」と考えると難しそうですが、
「おもちにできる操作」を考えると簡単そうです。
(謎にしても、おもちにしても、この世界に存在する有形のものという点は共通しています。謎が有形なものであるという前提に立てば、「謎にできる操作」も「おもちにできる操作」もそれほど差はないのでは、と謎男くんは考えたのです)
では、このおもちにすることができる操作はなんでしょう?
まずおもちが1つの場合、空間的な移動と、時間的な移動ができそうです。
・空間的な移動
おもちは別の皿に移動したり、
ひきのばしたり、
ひっくり返したりできる。
・時間的な移動
おもちを置いておくと、
冷めてしまったりかびてしまったり、
乾燥してしまったりする。
おもちが複数ある(または複数になる)場合、プラスとマイナスの操作ができそうです。
・プラスの操作
2つ以上のおもちをくっつけたり、
混ぜ合わせたりできる。
・マイナスの操作
おもちの一部を食べたり、
おもちを引きちぎって2つ以上にわけたりできる。
おおざっぱな分類ではありますが、おおざっぱゆえにおもちのように有形のもの(謎)であれば、この4分類に分類できそうな気がします。
(この4分類をさらに2つずつにわけて8分類にしているわけですが、そこらへんの説明は第1回に譲ります)
謎男くんはこの分類を武器に、ライオンに謎解き対決を挑んでいこうと息巻いたのでした。
謎男くんの冒険は始まったばかりだ!
~完~
まとめと次回予告…?
ということで、謎男くんの分類ものがたりでございました。
このコーナーでは謎男くんと同じような理由で、謎解きを4つ(細かくは8つ)に分類しています。
五感で認識できるような有形の謎解きであればたいてい、この分類の範疇に収められるように思います。
(逆にこの範疇に収まらないような、謎解きを考えてみるのも面白いかもしれませんね。非理系なのですごくテキトーに言うと、無限とか量子力学とかの理論を使った謎とか…?)
次回は、「合成」の分類について深掘りしていくような気がします。多分。
それではまた次回( ^ω^)ノ