先日、歯にいいキシリトール入りのガムを噛んでいたら、
歯が欠けてしまった、ニコリスタッフの(焼)です。

謎解きを分類してみる連載第2回でございます。

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  第1回 ~謎解きを4つに分ける~

今回は第1回で語っていた分類のうち、
「補填」について少し掘り下げていこうと思います。
(以降、第1回のネタバレもあります)

考えてみると人類は昔からいろいろと補填してまいりました。

花が枯れそうならば水を与えたり(補填したり)、
夜のとばりに光をともしたり(補填したり)、
歯が欠けたらあわてて近くの歯医者さんに電話して
久しぶりの治療に年甲斐もなくドキドキしながら
詰め物をしてもらったり(補填したり)してきたのです。

足りないものを補おうとする「補填」は、
人間の本能的な行動の1つと言えるかもしれません。

そんな補填を利用した謎解きにはいろいろな種類があります。
分類方法もいくつかあると思いますが、
このコーナーでは言語系と、非言語系に分類して考えていきます。
(今回は言語系についてだけ見ていきます。非言語系は次回以降)

 言語系…?

言語系とは、言葉を使った謎解きのことです(そのまま)。

この補填の言語系の謎をさらに分類すると
以下の5つに分けられるかな、と考えています。
 ・辞書的補填
 ・文章的補填
 ・組み合わせ・順序的補填
 ・法則的補填
 ・クイズ的補填
(今のところ思いついているのが、この5つというだけなので今後増減するかもしれません)

では、これらの分類を1つずつ見ていきましょう。

 辞書的補填…?

辞書的補填は「欠けているところがあるけど、辞書的にここに入る文字はこれしかないよね」という感じで、補填するものが一意になる、という分類です。

たとえば、前回の謎1-1は、この辞書的補填タイプの謎です。

私の使っている辞書では、「ハン」から始まって「ーガー」で終わる言葉は、「ハンバーガー」しかありません。
そのため、いちばん上の四角には「バ」を入れます。
同様に他の四角には「ラ」「ン」「ス」を入れて、つなげると「バランス」という答えになります。

ただこの問題を解いたかたで、実際の辞書を手に取った人はあまりいないのではないか、と思います。
おそらくは頭の中で「ハンバーガー」や「フライドポテト」などの言葉を思い浮かべて解かれたはず。
言い換えれば脳内の辞書と瞬時に照らし合わせて答えを導いた、ということですね。
う~ん、人間の脳ってすごいなぁ(しみじみ)。

 文章的補填…?

辞書的補填では単語の一部を補いましたが、文章的補填で補うのは文章の一部です。
前後の文脈などから入る文字や単語を推測して補っていきます。
実際に例題を見てみましょう。

謎2-1

ヒントはこちら
このような文章、どこかで見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?
むかしむかしあるところに…。

 

答えはこちら
答えは「おにがしま」。

まずは、文章の四角に入る文字を考えます。
見えている文章から、童話「桃太郎」などの冒頭の文章だと推測できます。
そうすると、上の図のように文字を埋めることができます。
次に、下の①~⑤の数字が、上の四角の位置と同じような位置にあることから、埋めた文字をその順番に読むと「おにがしま」という単語が現れて、これが答えになります。

 
 

ということで、文章的補填の問題でした。
文章的補填の謎解きとしては、他にも「文法的に、この空欄には助詞しか入らない」とか
「文章の流れから、この空欄にはこの人物しか入らない」とかも作れそうですね。
国語の読解テストみたいですが。

 組み合わせ・順序的補填…?

言葉には、組み合わせや順序が決まっているものがあります。
花札の「猪・鹿・蝶」や、初夢の「一富士・二鷹・三なすび」、十干十二支や二十四節気などなど、枚挙にいとまがありません。
「その組み合わせや順序の一部が欠けているので補う」というのが「組み合わせ・順序的補填」タイプの謎解きです。
では例題をどうぞ。

謎2-2

ヒントはこちら
各列ごとに、順序だって言葉が並んでいます。
たとえば、いちばん上は「…青→藍→」と並んでいることから、虹の七色だと考えられます。

 

答えはこちら
答えは「さくらじま」。
列ごとに言葉の組み合わせと順序を推測していきます。
いちばん上は「日本における虹の七色の呼び名」で、丸に入るのは「むらさき」。
2番目は「喜怒哀楽」で、丸に入るのは「らく」。
3番目は「アルファベットの並び順」で、丸に入るのは「じぇー」。
4番目は「代名詞”I(私は)”の活用(の覚え方)」で、丸に入るのは「まい(my)」。
丸数字に入る文字を順番に読むと「さくらじま」になるので、それが答え。

 
 

といった感じの謎でございました。
日本語や英語などにどんな組み合わせや順序の言葉があるか、時間のあるときに調べておくと謎解きの成功率が上がったりするかもしれませんね。

 法則的補填…?

文字や言葉の並びになんらかの法則があるというのが、この「法則的補填」です。
早速、例題をご覧ください。

謎2-3
(答えが難しめの単語かも…。東京の地名です)

ヒントはこちら
上の矢印(←)は、文を逆から読むことを表しています。
上から5番目の文を逆から読んでみるとわかりやすいかも…。

 

答えはこちら
答えは「つくだじま」。
上の矢印(←)は、逆から読むことを表していました。
試しに各列を逆から読んでみると、文の前後が似ていることなどから、すべて回文にできることを(多分)思いつくことができるでしょう。
四角には各文の最後の文字を補えばいいので、1~5まで順番によむと「つくだじま」になり、これが答えです。
ちなみに「つくだじま(佃島)」は佃煮の由来にもなった、東京の地名ですよ。

 
 

というわけで、法則的補填の問題でした。
他にも、「しりとり」や「重ね言葉」などを使った謎もこの分類に含めることができそうです。

 クイズ的補填…?

クイズのように知識を使って、欠けている部分を補填するのがこのタイプの問題です。
前回の謎1-2がこのタイプですね。

この問題では、条件の文章をもとにして答えを「ニコリ」に絞ることができました。

世の中に多様なクイズがあるように、このクイズ的補填の謎の出題方法も多彩です。
事前知識を問う謎だけでなく、身近なものを意外な視点から見つめ直した謎や、ストーリーのあらすじや登場人物紹介に書かれている内容を活用する謎などもこのカテゴリーかなと思います。

 まとめと次回予告…?

さてさて、「謎解き、分類してみた。」第2回いかがでしたか?
べ、別にTwitterとかで感想書いてくれたって、「リツイート」や「いいね」してくれたっていいんだからね///

次回は補填の非言語系謎解きについて、つらつら書いていこうと思います。
「アモーダル補完」や「空間補完効果」「カニッツァの三角形」などのかっこいい名前の用語に触れるかもしれません。
(記憶から欠けてしまって、書かなかったらすいません)

ということで今回はこのへんで。
次もサービス、サービスゥ(^_^)/!

第1回のおまけ謎の答えはこちら
答えは「といてくれてありがとう」。

「11の1」などの数字の並びは、前が「謎解きの問題の番号」、後ろが「答えの言葉のうち、何文字目を抜き出すか」を表していた。
たとえば、「11の1」は「11番目の問題の答えの1文字目」を抜き出すことになり、「謎男」の1文字目「謎」を表している。
順番に抜き出して読んでいくと
「謎|ー7のひントニのサユうに薄く書かれている11文字のメッセージは何でしょう?」となる。
「謎1ー7のヒント2の左右に~」と解釈して、実際に画像をよく見てみると、薄く「といてくれてありがとう」という言葉が見つかる。これが答え。
改めまして、解いてくださりありがとうございます。

 
 

第2回のおまけ謎

(答えは次回掲載予定)