びゅうびゅう強い風が吹き、道路をさまざまなゴミが飛びかう中、てくてく歩いて出勤しました。(ケ)です。
気付くとすでにゴールデンウイーク進行が襲来しておりました。黒山のお仕事の影が迫ってきております。大変たいへん。5月発行の本は今日が校正戻しのはず。よい本を出すべくみんながんばっております。
さて話はガラリと変わりまして。
「パズル通信ニコリ」連載中の佐々木あらら先生のコラム。私は佐々木先生の短歌のファンでもあるので、毎号たのしく読んでおります。186号では1週間が7日の根拠について語られておりました。
私たちが24時間周期の体内リズムを持ってることは、皆さんもご存じのことと思います。概日リズム(サーカディアンリズム)といいます。同様に、自然界にはいろんな長さのリズムをもつ生き物がいます。その中には、7日すなわち1週間周期のリズムもあるのだそうな。概週リズム(circaseptan rhythm)といわれます。緑藻のカサノリや、ある原生生物なんかでこの7日リズムが見つかってるそうです。
実は私たち人間も、この概週リズムを持ってます。ただ人間の7日リズムは、世の中が1週間単位で動いてるために発生するリズムで、つまりは後天的なもの。
それに対して、自然界の生物が持つ7日周期のリズム、これは曜日とは無関係に先天的にあるはずです。いったいなんでまたこんなリズムが生まれたのか。
この7日周期は気象の変化に由来するんじゃないか、と唱える説を聞いたことがあります。
天気の変化、おおまかに一週間単位で動くこと、ありますよね。週末の悪天候が何週かに渡って連続して、休みのたびに雨に降られた経験を持つ方もいるのでは。
「三寒四温」って言葉もありますが、これも7日周期の変化を表しています。
こんな具合に、気象の変化が約7日周期で起きるなら、1週間単位のリズムを持ってると、生物にとって有利に働く場合があるのかもしれません。
私は、そもそも1週間が7日になったのは、この気象変化に合わせたためという説を持ってます。例えば狩猟や畑仕事など、天候の変化のリズムに合わせて「晴耕雨読」でできたら都合がよさそうですよね。いつごろ雨が降るかを予測するために7日周期の「週」を作ったんじゃないかしらん。
いそがしい中そんな想像をしていたりするのでした。それではこれでおしまい。仕事しなきゃ。