今週の雑記当番であるところの(将)です。

現在、私は11月新刊「ザ・ペンシルパズル2023」「ペンシルパズル選書ましゅ1」の編集作業中です。
上記2冊は、パズルの会社ニコリに投稿されてきた作品がおもに掲載されます。
数字系パズルは投稿量がとても多いので、年4回発行の「パズル通信ニコリ」だけでは掲載しきれない投稿作品に光をあてよう!というコンセプトも含まれています。

ところで、数字系パズルはなぜ投稿量が多いのでしょうか。
解いて面白いから、ニコリスタッフが積極的に投稿を呼びかけているから…などが要因として考えられますが、私としては「作りやすいから」というのが大きいかなと思います。
数字系以外のパズルは、問題を成立させるために細かな配慮が必要になり、作るための敷居が高くなる場合が多いです(数独も若干そうかもしれませんが投稿量は多いです。数独はパズル自体の人気など、他の要因が大きいので話が違ってきますね)。しかし、数字系のパズルはおおむね「解くように作る」がやりやすく、作るための敷居が低く抑えられています。
投稿を受け付けている側としては、作りやすく投稿しやすいのは喜ばしいことです。しかし、投稿作品が多くなりすぎることで、掲載作品を選ぶ作業の負担が大きくなります。うれしい悲鳴、というやつです。

ニコリ出版物に掲載される投稿作品の難易度はイージーからハードまで多岐にわたります(難しい問題の存在も大事だと思います)が、いずれも「解き味」がよさそうと感じた作品を選ぶようにしています。
この「解き味」、言い換えると「解いて気持ちよい」とも表現できるかもしれません。
感覚的で曖昧な概念なので恐縮ですが、作り手のみなさまにおかれましては(たくさん投稿するか否か、の前に)そのあたりを考えつつ作ってみるとニコリ出版物に投稿作品が掲載されやすくなるかもしれません。

…といったところで今日はここまで。