先日、横須賀で食べたハンバーガーとフライドポテトがとてもおいしかったのでまた行きたい、ニコリスタッフの(焼)です。
分類の話に入る前に、まずは謎解きの問題を1つ。
謎7-1
紙の文章に従って導かれる、ひらがな3文字の言葉は何でしょうか?
答えはこちら
上の問題のように、謎解きに必要な材料が揃っていて、それらをどのように合成するか(組み合わせるか)を考えるタイプの問題をこのコーナーでは「合成」系の問題として分類します。
(同じ「プラス」系の問題でも、「補填」系の問題は、必要な材料が揃っていないので、足りないものが何かを考えて補うのが主眼となっていました)
さて、この「合成」系の問題はどのように分類ができるのかを見ていきましょう。
合成の分類…?
「合成」系の問題は、以下のように分類できると考えています。
A 単純な合成
B 困難を伴う合成
B-1 「合成」を明示しない困難
B-2 「合成の方法」を明示しない困難
B-3 「合成の対象」を明示しない困難
単純な合成…?
単純な合成というのは、「1+2=」という問題の答えが「3」といった、すごくシンプルな問題のことです。
より具体的に言うと、
・「+(プラス)」や「=(イコール)」という記号によって、
「合成」することが明示されている。
・「+(プラス)」という記号によって、
「合成の方法」が「加算」であることが明示されている。
・「+(プラス)」の前後にあることで「1」と「2」が、
「合成の対象」であることが明示されている。
というように、いろいろな条件が明示されている問題が、「単純な合成」です。
ただ、これではただの計算なので、謎解きの問題にするためには何らかの「困難」を伴わせる必要があります。
上のB-1 ~ B-3で挙げた3つの困難について、次から見ていきます。
「合成」を明示しない困難…?
「合成」を明示しない困難は、「合成をすることで解ける」ということを明示しないことで、解き手を惑わせようとする困難です。
謎7-1はまさにその困難を使った問題です。
「紙が破けている」「破れ目をつなげれば長方形の紙になりそうだ」といった気づきから、紙を合成する(組み合わせる)ことを思いついてほしい、という問題になっていました。
このように合成をすることを問題中には明示せずに、解き手が合成の動作をするように導くような問題がこのタイプに分類されます。
「合成の方法」を明示しない困難…?
「合成の方法」を明示しない困難は、「合成」すること自体は示されているものの、その方法については解き手が考えなくてはいけないような困難です。
たとえば次のような問題。
謎7-2
バンズと具材を組み合わせて、ライオンも舌つづみを打つハンバーガーを作ろう!
できたハンバーガーに対応する文字を上から順番に読むとできる5文字のことばは何?
ヒントはこちら
答えはこちら
ということで、「合成の方法」を明示しないタイプの謎解きでございました。
暇つぶしになりましたでしょうか?
「合成の対象」を明示しない困難…?
最後に「合成の対象」を明示しない困難を使った謎を見てみましょう。
ではさっそく問題から。
ヒントはこちら
「緑」「茶」という色から連想される、”green”と”brown”を入れようとしても3文字のマスには入りません。
もしかしたら「茶」は別の3文字の英単語に変換されるのかも…。
答えはこちら
ということで、「合成の対象」を明示しないタイプの謎解きでした。
今回の問題の場合は合成の対象を「変換」してあるため、対象がわからない、というものでした。
(そういった意味では、第1回で説明した「交換」系の謎解きでもありました)
他にも、「合成の対象」が最初は隠されていて探してからでないと解けない、といった謎も「合成の対象」を明示しない謎に分類できそうです。
まとめと次回予告…?
さて、「合成」の分類はいかがだったでしょうか。
「合成」の謎解きにもいろいろバリエーションがあるので、解いたり作ったりしてみてくださいね。
次回は「削除」の分類について書くか、もしくは別のことを書きます。
予告になっていないような気もしますが、とにもかくにもまた次回。
( ^ω^)ノ