ニコリスタッフの(焼)です。
「謎解き、分類してみた。」第4回が始まりました。

バックナンバー
第1回~謎解きを4つに分ける~
第2回~人類補填計画・序~
第3回~人類補填計画・破~

ここをご覧のかたは、謎解きに興味がござろうということで宣伝させていただくと、
9月10日発売の季刊本「パズル通信ニコリ176号」の特集は、「ひらめき・謎解き・暗号」。

謎解きの問題が載っているのはもちろんのこと、
「謎解き」「ひらめき」の分野で活躍するクリエイターのかたがたに
「ルーツとなった書物」をお聞きしたコーナー
もございます。
秋の夜長にぜひ読んでほしいですぞ!

(上のリンクから、謎解きのお試しページも見れますよ!)

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…がっつりと宣伝をしたところで本題を
始めさせていただきますm(_ _)m

このコーナーでは謎解きを独自に分類しています。
前回まではそのうちの「補填」という分類について、
言語系・非言語系にわけて考えてきました。

(そして前回書いていたとおり、「『補填』について書くこともう書くことないよ、ぴえん!」
と思ったりもしましたが、なんやかんやで次のようなテーマを書くことにしました)

今回は少し目先を変えて「補填」系の謎にも時折顔を見せる、
「ペンシルパズル」について触れていこうと思います。

 ペンシルパズル…?

ペンシルパズルはその名のとおり、「鉛筆を使って解けるパズル」のことです。
クロスワード数独などは、ペンシルパズルの一種と言えます。
(パズル名のリンクを押すと、パズルのルールのページに飛びます)

なぜ頭にペンシルと付けているかというと、鉛筆を使わないパズルと区別するためです。
ジグソーパズルやメカニカルパズル、アクションパズルなど、
一口に「パズル」といってもいろいろとありますからね。

何を隠そう、弊社ニコリはこのペンシルパズルをメインに扱っている会社なのです。

このペンシルパズルは謎解きの問題にもたびたび顔を出します。
クロスワードスケルトンパズルシークワーズまちがい探しなどは、
謎解きの問題に組み入れやすいのか、特によく見かける気がします。

さてお次は、そんなペンシルパズルの分類を考えていこうと思います。

 ペンシルパズルの分類…?

ペンシルパズルにはいろいろな種類がありますが、今回はニコリの「パズルのルール」の
ページをもとに分類を見ていきます。

このページには79種類のパズルが載っています。
これ以外にもペンシルパズルはたくさんあって世界中で楽しまれていますが、
分類の便宜上、今回はこれらのパズルに絞って考えましょう。

上記のページでは、「数字のパズル」「言葉のパズル」「絵のパズル」というように、
パズルに使う要素によって分類していますが、
これをこのコーナーで定義している、以下の分類に当てはめるとどうなるでしょう?

 ・プラス
   補填
   合成
 ・マイナス
   削除
   抽出
 ・空間的な操作
   移動
   交換
 ・時間(論理)的な操作
   時間
   論理

各パズルにいろいろな側面があるので、いくつかの分類にまたがるような
パズルもあるのですが、あえて1つの分類に当てはめていくと
補填」になるものがかなり多いのではないかと思います。

私の集計では79種類のうち、55種類のパズルが「補填」に分類されました。

たとえばクロスワードスケルトンパズルナンクロなどは「文字」を、
数独カックロナンスケなどは「数字」を、
スリザーリンク四角に切れナンバーリンクなどは「線」を
補填して問題を解いていきます。

さて、ペンシルパズルには「補填」がなぜ多いのか(ざわざわ…ざわざわ…)
…といったあたりは、また次回!

 まとめ…?

ということで今回はここまでです。

今回の記事を読んで「なんだかペンシルパズルのことが気になるの…、
この気持ちってもしかして…」というかたはぜひ「パズル通信ニコリ176号」をチェックしてみてくださいね!
いっぱい載っていてお得ですよ
(宣伝で始まり、宣伝で終わった)。

それでは次回もサービス! サービスゥ!
(。>ω<。)ノ

第3回のおまけ謎の答えはこちら
答えは「テンポ」。

①は、「もじ」という言葉に足りていない部分を補います。
そうすると補った部分が「しし」と読めるため、「しし(獅子)」を表す、「テ」が正解。
②は、ドから始まる音階の足りない部分を補います。
補うのは「ミ」「ソ」で続けて読むと「ミソ(味噌)」、よって「ン」が正解。
③では、「カニッツァの三角形」の原理を使うと矢印が浮かび上がって見えます。
矢印の先を順番に読むと「ナゾオ」なので、「ホ」が正解。
最後の答えの欄に当てはめて読むと「テンポ」となります。

…テンポといえば、5月からニコリに入社したスタッフの(天)氏の
パズル作家としての名前は「天歩(テンポ)」。
謎解き系の問題も得意で、「パズル通信ニコリ176号」の謎解き特集にも
いっぱい関わっていますよ!
ぜひチェックしてね(おまけ宣伝)。