文章:(も)
子どものころにやったことがある遊びってありますよね。
覚えてるものもあれば忘れてるものもあるでしょう。
世代や場所によって違ったりもするかもしれない。
現役の子どもは、わしらが全然知らない、なかった遊びをしているかもしれぬ。

ま、何でもいいんですけど、子どもの遊びについて適当に話していこうぜ、というコーナーです。このたび『月刊ニコリスト』から次ニコへと移籍してまいりました。2018年移籍組という意味では、ヴィッセル神戸に移籍したイニエスタと同期と言えるかもしれません。言えたからどうということもないっすけど。

まあそんなことで、子どもの遊びに関する話題でひとくさりできれば何でもいいというコーナーです。『月ニコ』のときは、「グリコ」とか「軍艦ジャンケン」「グリンピース」などのジャンケン系の遊びの話がわりと盛り上がったように思います。
今回は場所を移して1回目ということで、さきほどふと思い出した「はさみっこ」のことを書いてみようと思います。

遊び方はまず、それなりに離れた場所に2つ陣地を作ります。陣地の間にいる2人の鬼がキャッチボールをしていて、鬼じゃない人は陣地を行ったり来たりするのですが、陣地から出た状態で鬼にボールをぶつけられると鬼交代、その人が鬼になります。それでまた鬼の人はキャッチボールをし、鬼じゃなくなった人はボールをぶつけられないように陣地を行ったり来たりして…というような感じ。

とルールを説明しましたが、まず知名度はどのくらいあるんでしょうね、これ。
鬼が誰かにボールを当てに行って外し、あらぬ方向にボールが飛んでいったときに、一斉に鬼でない人たちが陣地から飛び出していく感覚とか、今急によみがえってきましたよ。
はさみっこ、なんか全然弱かったのにすごく好きだったなあ、あの気持ちは何だったんでしょうね。スリル感なのかなあ。

と、知ってる人にしかわからない感覚をつらつら述べるわたくし。

えーと、で、小学校のときに私ははさみっこを遊んでいたのですが、のちに高校くらいのときに、大体同じルールで「ろくむし」という名前で遊ばれている地域もあるらしいと、私は知ったのであります。往復1回できたら「1むし」で、6回往復できた人が出たら「6むし」となり試合終了と。「はさみっこ」とは違うのはその点だったと記憶しています。

同じ遊びが違う名前でも別に不思議はないですが、それにしても「はさみっこ」と「ろくむし」って、命名原理が全然違うなあと(何かが転じてとか、なまってという感じでもないし)当時思ったような気がします。「ろくむし」の人は千葉か埼玉の人だったか。私は神奈川の人でした。

ということで、「はさみっこ」または「ろくむし」について、遊んだことあるよ、ちょっと違うルールだったよ、とか、何か覚えていることがあれば、お問い合わせのところからメッセージください。今後紹介させていただくかも、というかないと寂しいんで、ちょっとしたお便りでもぜひ。あと「はさみっこ」以外でも、子どものころにこんな遊びがあったよーとか、今の子どもはこんな遊びしてるよーといったお便りもいただけると喜びます。

では本日はそんなところで。