どうも(ケ)です。
今回はまずクロスワードをどうぞ。「道具」をテーマにした問題です。

クロスワードを作るのにも、道具がいるのです。
今回は、そんな道具について。
ものすごく(ケ)個人の例になると思うのですがご勘弁ごかんべん。

まずは筆記具。
昔、『パズル通信ニコリ』の文房具特集でも書いたのですが、0.9ミリのシャープペンシルに2Bの芯を入れて使っています。太めの0.9ミリで柔らかい2Bならば、筆圧をかけなくても濃くはっきりした線が書けるのです。
おんなじシャーペンが何本もありますね。いつでもすぐに手に取りたいので、書き心地のよい製品を複数本用意しているのです。

消しゴムは、MONOの特大サイズを、3分の1くらいにカットして使っています。広い面を使って、力をかけずに一気に消す場合が多いのです。つまりよく間違えてよく修正するってことですね。
消しゴムの下にあるのは水性のミリペン。パズルの盤面ワクを書くためのもの。これはステッドラーの0.5ミリですが、パイロットやサクラクレパスの製品も使います。

これは自作のワク線引き用定規。入社以来20年以上、ずっと使っています。もともとは普通の安い物差しだったのですが、目盛りはみんなすり切れちゃってます。
サインペンで書きこんである数字はマス数です。よく使う7マス・9マス・11マスの長さを、すぐに測れるようにしています。
14と21があるのは、7マス×7マスを二つ分と三つ分測れるように。以前に連載していた夕刊フジでは、毎週7マス×7マスを3~4問作っていたので、その盤面のワク線を一気に引く必要が多かったためなのでした。
今でも毎週何問かは7×7マスを作るので、この14や21の目盛りは高頻度で使っています。

これはパズル制作用ノート。B5判の7ミリ方眼ノートです。さっきの定規の下にあったのはこの方眼紙だったのでした。
以前はアピカ株式会社の方眼ノートを使っていたのですが、生産中止になってしまったのでコクヨのキャンパスノートへ乗り換えました。
実は、ニコリでは自社制作の7ミリ方眼ノートもあります。賞品で出てくる「ニコリ大学ノート」というのがそれ。ですがこれ、A4サイズで大きいので、机の上に広げると邪魔っけなのです。だから一回り小さめのB5ノートを使い続けています。

開くとこんな感じ。なんだか黒々してますね。
B5の7ミリ方眼ノートは、1ページにヨコ22個×タテ32個のマスがあります。ですから、9×9マスの盤面を4個と、7×7マスの盤面を6個、詰め込むことができます。

こちらも7ミリ方眼ノート。ミシン目入りでページを切り離せるタイプです。
シークワーズやスケルトンなど、マスのどこまでを盤面で使うか、作り始める前には分からないタイプのパズルは、こちらの方眼紙を使います。ページを半分に切って使うことが多いですね。

盤面組みやヒント付けの最中には、辞書をいろいろ使います。
広辞苑、新明解国語辞典、明鏡国語辞典などをよく使います。どれも電子版。
辞書サイトのジャパンナレッジも使います。こちらは日本国語大辞典や大辞泉が使えるのが強み。
三省堂の、国語辞典や例解小学国語辞典などの紙の辞書も、現役で使っています。
それぞれの辞書に、それぞれの役立つ場面があるので、1種類あればそれで事足りるとはならないのです。
以前にも紹介した、共同通信『記者ハンドブック』をはじめとする用字用語集も手放せません。
他によく使う資料としては、歳時記がありますね。角川書店の『角川俳句大歳時記』は、会社で買ったもの。頼りがいがあります。

新聞や雑誌の連載問題の場合、過去の使用単語を参照しながら作ります。テキストファイルのリストを、「秀丸エディタ」のGrep機能で検索します。秀丸エディタ、もう30年のつきあいになるなあ。
この文章を書いているのも秀丸。もちろんパズル原稿作りでも秀丸を使ってます。

あと、言葉の検索に「クロスワード辞典」を使ったり、カギ番号つけにExcelマクロを使ったりしているのですが、社内ツールでやや企業秘密なので詳細は省略。

とまあいろいろな道具を使って、クロスワードを作っています。
でもですよ皆さん。
クロスワード作りの道具に、あらたな定番が現れようとしているのです。
それが、パズコミュから登場した「クロスワードツール」なのです。
未来のクロスワード制作を席巻するかもしれない、あらたな制作道具なのです。

というところでお時間が参りました。
クロスワードツールの詳細については、来月の「クロスワードのいろいろ話」最終回にてお届けいたします。
それではまた次回。

(次回更新は2026/3/25の予定です)