お久しぶりです。(塚)です。

先週末から今週にかけては、7月に発売される新刊の入稿ラッシュでした。7月に出るのは「おうちで数独・推理パズル2022年夏号」「ペンシルパズル三昧 カックロ中上級2」「ペンシルパズル三昧 スリザーリンク中上級2」の3冊。私はカックロの本をメインで担当していましたが、昨日無事に校了となり、ほっとしています。

そういえば「おうちで数独・推理パズル」は、本の綴じ方や紙の種類がこの号から変わるのです。とはいえ中身の基本的な構成は変わらず、ページ数や値段も据え置きなので、すでにおなじみの方もそうでない方もぜひよろしくお願いします。

…と、毎度おなじみの入稿報告を終えたところで、ここからは個人的な話です。

家にいるとき、たまにパズルっぽいゲームで遊んでみたりもするのですが、ここ最近プレイしたものの中で特に印象に残ったのは「Patrick’s Parabox」というPCゲームです。キャラクターを動かしてブロックを目的地まで運ぶ、いわゆる倉庫番系のゲームなのですが、このゲームのいちばんの特徴は、ステージの中に再帰的な要素があるということです。

例えばあるステージでは、盤面上に置かれているブロックの内部にキャラクターが入れるようになっているのですが、実はそのブロックの内部が、自分が今いる盤面とそっくりそのままの構造になっていて、ステージが無限入れ子になっていたりするわけです。こういったステージの構造をうまく使いこなさないと解けないようになっているので、かなり変わった頭の使い方をするゲームではあります。文章だけだと、どういうゲームなのかがいまいち伝わりにくいかもしれませんが、ルール自体は決して難しくありませんよ。

再帰ってプログラミングの世界ではわりとおなじみの概念ですけど、それをパズルゲームに落とし込むとこんなにも面白いことができてしまうのだなあ、と感動してしまいました。ペンシルパズルでも、再帰的な要素を取り入れて何か面白いことができたりしないかな…。