昨日の雑記で書いた「20世紀のペンパは手筋重視型が多い」
の話が妥当だとして、
というかまあ、自分で唱えた説なので、ある話だと思っているのですが、
そうだとしたときになぜ手筋重視型だったのかという理由を、
きっと誰も考えてくんないし教えてくれないと思ったので、
すぐ浮かんだ理由を簡単に書いておきましょう。

●みんな若かった
 20世紀型ペンパ興隆期は20~30年くらい前?として、
作ったり解いたり編集したりする人は若い人が多かった。
なので、集中力もあって、突き詰めがちだった

●みんな暇だった
 80年代~90年代半ば、時代的にもインターネットもほぼないし、
学生も多いし、ということで

●ペンパの種類が少なかった
 今に比べたら少なかった。少ないということは、
1つの種類にかけるエネルギーが多かった

といったことになるのかな…と。
21世紀における関係者の若さに関してはわかりませんが、
ペンパのみならずたくさんの娯楽があふれ倒していて、
なんか知らんけどやることがいっぱいあるミレニアム日本において、
非手筋重視傾向になるのは自然なのかなあと。
ま、わかりませんけどね!

*  *  *  *  *

さて、話はまったくかわり、
今日はわたくしの友人Sの話を。

その人は喫煙者なのですが、仕事場のビルは基本的に禁煙で、
そのかわりビルの1階に、共通の喫煙スペースがあるそうです。
なので、ビルに入居するいろんな会社のタバコ呑みは、その共通の喫煙所に集うことになる、と。

で、よその会社の人どうしなので、基本的には会釈するくらい。ミレニアム日本でもあるし。
そんな中で異色の、とてもフレンドリーに話しかけてくれる、
ポジティブオーラ全開の小父さんがいたんですって。

忙しそうにスマホで電話をしたりしながら、
会うと必ず楽しげに話をしてくれて、
どの会社の人にも分け隔てなくフレンドリーで、
喫煙所のムードメーカー的な感じだったそうです。

なんですけど昨年、コロナ禍のあおりを受けて、
その小父さんの会社が倒れてしまった、と。
しかもあとで調べたら、その「小父さん」と言っていた人は、
その会社の社長さんだった、と。

マジか、と。
しかも小父さんとは昨年の最初の緊急事態宣言下の5月、
ビルの近所でばったり顔を合わせて、
「おたく、大丈夫?」と聞かれたのが、
会社が倒れる前に最後に会ったときの会話だった、と。
大丈夫じゃないのはそっちのほうだのかと。つらい話です。

しかしそうはいっても、
たまたま同じビルに入居していた、よその会社。
どうすることもできないわけで、せめて小父さんの今後の幸せを祈るばかり、と思っていた友人は、「最近あることを発見した」と。

最近どうやら小父さんは、別の会社で働き始めたらしい、と。
それも、最初のビルのわりと近くで働いているらしい、と。
というのも、仕事場周辺で顔を合わせるからだ、と。

友人いわく
「とても気まずい」そうです。
理由は「以前なら気さくに話しかけてくれた小父さんが、今は目をそらすから」と。

そんなに近いところで働いているというのもよくできた偶然ぽいし、
たまたま似た他人っていうこともあるんじゃない?と聞くと、
「直近ついに、今働いているらしいビルで、タバコを吸いながら電話をかけている姿を見た」だそうです。
その姿は以前のビルでの喫煙所の立ち居振る舞いをトレースするがごとしであり、いよいよ確信を持ったそうであります。

現在進行形の話で、これまたどうすることもできませんが、
小父さんがまたフレンドリーを取り戻し、そして気さくに声をかけてくれる世の中が来てほしいものであります。

ということで今週は、雑記をたくさん書いてみました。
みなさまもお幸せに~。