文章：（焼）
―2XXX年、人類の一部は地球から月へと移住しました。
これは月で生まれ育った少年少女のナゾトキです。
―10月某日 夜
小高い丘にのぼった１人の少年と１人の少女が
中学校の理科の宿題で、地球のスケッチをしていました。
少女
「なんで地球ってあんなに書きづらい複雑な形をしてるんだろう…。
地球で月のスケッチをしている学生がうらやましい」
少年
「そうだね…。
…そういえば、昔の地球では月にウサギがすんでいるという
言い伝えがあったそうだよ。
まだ月に人類が降り立っていないような時代に」
少女
「なんで？」
少年
「月の表面に玄武岩で覆われた地帯があるでしょ？
あれの形が餅をついているウサギに見えたんだって」
少女
「はぁ、地球生まれの人は想像力豊かだね」
少年
「でもちょっと面白くない？
月の重力は地球の６分の１、つまり月は地球より
ずっと高くジャンプできるところなんだ。
そんな月に、高くジャンプするウサギを
当てはめたって偶然にしてはできすぎじゃない？」
少女
「偶然でしょ？」
少年
「…さめてるなぁ。
…ん、なんだろうあれ…」
（画像はタップすると大きく見えます）
少年
「手紙が落ちてたよ。…地球からの手紙だって」
少女
「う～ん、なんか難しそうなことが書いてあるなぁ。
…お団子とハカリって近くに落ちてた？」
少年
「いや、なかったよ。手紙だけ」
少女
「…え～、じゃあ計算しなくちゃいけないじゃん」
少年
「でも、そんなに難しい計算をしなくても解けると思うよ」
さて、手紙に書かれたナゾを解き明かすことはできるでしょうか？
答えは３文字、または、２文字です。
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